目次
1.動物病院がAIチャットボットを導入する3つの理由

①時間外の飼い主対応をするため
ペットの体調不良は、診療時間内に限らず突然訪れます。夜間や休診日に「愛犬が夜中に急に吐いた」「愛猫の様子が普段と違う」といった不安を抱える飼い主様も少なくありません。ペットを“家族”と考える飼い主様が増えている今、深夜の不安を翌朝まで我慢することは大きなストレスになり得ます。
このような時間外の問い合わせニーズに、AIチャットボットは基本的な質問に24時間対応できます。飼い主としても不安に即対応できる仕組みがあることは、動物病院の印象に直結し飼い主の不安軽減や信頼構築につながります。
➁電話対応による業務ロスの削減
一般的な診療所と比べて、動物病院は動物看護士が診療の補助から受付業務などを幅広く担当することから、診療時間中の電話対応は、医院全体の業務効率を下げることになります。電話対応の中には緊急性の高い電話で、今すぐに対応しなければいけない内容もございますが、かかってくる電話の多くは、「診療時間は?」「フィラリアの予防はやっていますか?」といった定型的な質問が中心です。
そのため、AIチャットボットで定型的な問い合わせを自動化し、スタッフが本来集中すべき業務にリソースを集中できます。緊急性のある対応を要する電話との区別も難しい中、AIチャットボットで定型問い合わせを自動化できれば、スタッフは本来優先すべき患者対応に集中でき、結果的に院内全体の業務効率が向上します。
③SEOやサイト改善効果(副次的メリット)
AIチャットボットをホームページに設置することで、サイト内滞在時間や回遊率が上昇し、SEO(検索エンジン最適化)にも副次的な効果が期待できます。
特に、
・特定地域における診療内容の打ち出し
・広いエリアからの集患の強化(皮膚科に強い動物病院)
・特定種別への対応強化(例 : 大型犬専門、エキゾチックアニマル対応)
といった診療特性を打ち出したい病院にとって、AIチャットボットの導入により、サイト訪問者への情報提供がスムーズになり、結果としてサイト全体の利便性向上やSEOへの良い影響が期待できます。ただし、SEOはあくまで副次的効果であり、第一目的はあくまで業務効率化・患者対応向上である点には注意が必要です。
2. 実際に多い質問は…?
動物病院において、AIチャットボットに多い質問は何なのでしょうか?
本項では実際に多い質問を一部ピックアップして紹介いたします。
- 予約
- 健康診断
- フィラリア
- 去勢
- 診療時間
- 支払い方法
「意外とこんなもの?」「ホームページに書いてあることじゃん」と思われるかもしれません。しかし、飼い主様からしたら、「どこに書いてあるのかわからない…」という飼い主も少なくありません。実際、ここに書いてあるような質問が毎日電話できて、受付スタッフが毎回丁寧に対応することで、時間や手間が積み重なっているのではないでしょうか?
AIチャットボットであれば、ホームページのどこにいても質問ができ、適切な回答を即座に返すことができます。
“見つけてもらう”から“答えを届ける”へ、情報提供のスタイルが変わってきているのです。
3. 導入事例 : ぶんペットクリニック 様

愛知県岡崎市のぶんぺっとクリニック様では、
・問い合わせ対応の負担軽減
・24時間いつでも予約に関する質問ができることによる競合との差別化
を理由にAIチャットボットを導入しました。
導入後は、期待通り「予約」の質問にAIチャットボットが多く回答し、飼い主様のニーズに答えることができました。病気予防や健康管理に関する情報提供にもAIチャットボットが活用されており、「飼い主様が信頼できる情報に24時間アクセスできる環境」を整えることができました。
4. まとめ
動物病院におけるDX化・業務効率化は、まだこれからの課題と言えます。
そんな中、AIチャットボットは、
- 電話対応負担の軽減
- 飼い主様との信頼構築
- 副次的なSEO効果による集患力向上
と、複合的なメリットをもたらすツールです。
この記事を読んで、
「たしかに、電話の内容ってホームページに書いてあることばかりかも」
「実際、どのくらいの質問がきているのか」
「どのくらいの削減効果があるか」
と少しでも感じられた方は、動物病院に特化した情報を集めたAIチャットボットの資料をご用意しておりますので、以下のバナーをクリックして資料をダウンロードしてください。
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