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レセコンとは?レセコンの機能やメリット、導入する際のポイントなどをまとめました

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レセコンとは?レセコンの機能やメリット、導入する際のポイントなどをまとめました

昨今、医療関係者でなくても、レセコンという言葉を耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか。レセコンとは、病院やクリニックが診療報酬明細書(レセプト)を作成するために用いるソフトウェアのことです。本記事では、レセコンの機能や、電子カルテとの違い、レセコンを導入するメリットや、導入する際のポイントなどについて解説します。

レセコンとは

レセコンとは
レセコンとは、レセプトコンピューターの略称で、診療や治療内容を基に算出した診療報酬の明細書であるレセプトを作成する専用のソフトウェアのことをいいます。医療機関がレセプトにより診療報酬を請求し、支払い機関が保険診療などの内容が正確か審査し、それが適正であれば診療報酬が支払われます。レセコンには、請求業務に関するデータを使って、クリニックの経営分析などを行うために役立つ機能が搭載されているものもあります。

レセコンの機能

レセコンの主な機能には、次のようなものが挙げられます。

・診療内容の入力、保険点数の自動計算
一般的なレセコンでは、診療内容に応じたコードや品番を入力すると、保険点数の計算が自動的に行われ、診療報酬が算出されます。外来患者の場合は来院ごとに、入院患者の場合は月に数回入力し、窓口での会計業務と併行して行います。レセコンの機種によっては、よく使う薬と処置をセットにして登録し、最低限の手順で診療内容の入力が可能なものもあります。電子カルテと連携しているレセコンであれば、医師がカルテに入力した内容がそのままレセコンに反映され、保険点数を入力することなくレセプトを発行することができます。

・入力データの点検
レセプト業務において、記入したデータの正確性を確認することは重要な作業です。専用のチェックソフトウェアを用いる場合もありますが、一部のレセコンには、この機能が組み込まれているものがあります。例えば、保険や公費負担の入力漏れがないか、調剤料や管理料の算定回数が適切かなどを自動でチェックし、すぐに修正できるよう警告を表示する機能を持つシステムがあります。データの入力ミスを発見し、迅速に修正することで、スムーズな請求業務が可能になります。

レセコンと電子カルテの違い

電子カルテとは、従来、紙カルテで管理していた情報をデータ化するシステムです。医療情報をデータとして扱うことができ、カルテの入力や情報の検索を効率化できます。検査画像や看護記録など、診療に必要なデータを一元管理できることに加えて、保存した情報を基に診断書や診療情報提供書を作成するなど、医療事務をサポートする機能もあります。

電子カルテとレセコンの違いは、使用する目的と使用者にあります。電子カルテの使用目的は、医療情報をコンピューターに入力して、データとして管理、保存することです。それに対してレセコンは、診療報酬の請求業務を行うことを目的に使用されます。また、電子カルテは、医師や看護師、検査技師、薬剤師など、医療を実際に行う人が使用者なのに対して、レセコンは、医療事務の担当者などが主に使用するという点にも違いがあります。

レセコンと電子カルテの連携

電子カルテとレセコンはそれぞれ単体でも使用できますが、連携させるか、一体型になっているシステムを用いることで、より大きな効果が期待できます。相互に連動させることで、受付から診療、会計業務までの情報をまとめて管理できます。レセプトを作成する際に、再度カルテの情報を入力する必要もありません。

なお、電子カルテやレセコンの導入を検討する場合は、電子カルテから先に決めることをおすすめします。レセコンは比較的データの移行がしやすく、また、レセコンを先に決めると連携できる電子カルテが限定されてしまうからです。

レセコンを導入するメリット

レセコンを導入するメリット
レセコンを導入するメリットには、下記のようなものがあります。

記入漏れやミスを削減できる

レセコンにはチェック機能が備わっているため、入力中にデータが正しいかどうかのチェックが自動的に行われます。そのため、ミスを早い段階で発見し、修正することができます。レセコンによりチェック機能の性能は異なりますが、例えば、診療情報が正確に入力されているか、診療内容と傷病名に整合性はあるか、算定漏れがなく算定ルールに則っているか、年齢や病気に適した状態で医薬品が処方されているかなど、人間がチェックすると時間がかかる作業を短時間で行うことができます。さらに、記入漏れがあった場合に該当箇所が明示されるため、レセプトの返戻がほとんどなくなります。

続紙の貼り付けや編綴が不要になる

レセプトを手書きで作成する場合は、続紙の貼り付けや編綴を施す必要がありましたが、レセコンではコンピューターに情報を入力していけば保存されるため、それらが不要になり、診療報酬の請求にかかっていた手作業を軽減できます。

データを有効活用できる

レセコンと電子カルテを連携させたり、レセコン一体型の電子カルテなどを使用すれば、レセコンのデータを活かして、来院状況や経営状況を分析することができます。また、機種によっては、患者さんと検査結果や予約データを共有することも可能になります。

診療報酬改定に対応できる

診療報酬改定に対応しているレセコンの場合は、改定のたびに新しくその内容を覚える必要がなくなります。

レセコンを導入する際のポイント

レセコンを導入する際のポイント
レセコンを導入するメリットについてはわかりました。それでは、実際にレセコンの導入を検討する際には、どのような点に気をつけると良いのでしょうか。ここでは、レセコンを導入する際のポイントについて説明します。

他のシステムと連携は可能か

レセコンと電子カルテなどの他のシステムとの連携を考えている場合は、すでに使用している、もしくは使用する予定のシステムと、導入予定のレセコンが連携可能かどうかを必ずチェックするようにしましょう。

サポート体制が充実しているか

レセコンは操作に慣れるまでに時間がかかる場合があるため、故障や操作方法がわからないなどのトラブルが発生したときに、どのようなサポートが受けられるかについて事前に確認しておくことが大切です。電話や訪問によるサポートだけでなく、パソコンを使った遠隔サポートもあると便利です。停電時やサーバー障害などの場合の対応についても確認するようにしましょう。

操作性が良いか

レセコンは、医療事務スタッフが毎日利用するため、操作性が悪いと作業に時間がかかり、受付や会計時の患者さんの待ち時間の増加にもつながってしまいます。インターフェースがわかりやすく、直感的に操作でき、ヘルプ機能も充実しているものを選ぶようにしましょう。実際に使用する医療事務スタッフの意見も参考にすると良いでしょう。

セキュリティ面に不安はないか

レセコンには個人情報を入力することになるため、セキュリティは万全である必要があります。閲覧レベルを設定できるものや、クラウド型でもデータをセキュリティの高いサーバーに保存するものなど、安全性に不安のない機種を選びましょう。

クラウド型とオンプレミス型のどちらが良いのか

クラウド型とオンプレミス型のどちらが良いのか
レセコンには、クラウド型とオンプレミス型の2種類があります。データ処理や保存を行うためのサーバーをどこに設置するかという点に違いがあり、クラウド型は院内にサーバーを設置せず、インターネットを介してクラウド事業者が持っているサーバーにデータを保存します。それに対して、オンプレミス型は院内にサーバーを設置してデータを保存します。

クラウド型には、自分でサーバーを設置する必要がないため導入コストが比較的安価に済み、院内にサーバーがないため被災時のためのバックアップが取れるというメリットがあります。オンプレミス型には、院内で完結するシステムであるため比較的セキュリティレベルが高いというメリットがあります。

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レセコンと連携させる自動精算機はNOMOCa-Standがおすすめ

最後に、レセコンと連携させることのできる自動精算機でおすすめの機種とその導入事例を紹介します。

NOMOCa-Standの特徴

NOMOCa-Standは、クリニック専用に設計された自立型の自動精算機で、クリニックの業務効率を向上させるための多くのオプションや機能を搭載しています。

・多くのレセコンとの連携が可能
NOMOCa-Standは、96.5%のレセコンとシームレスにデータ連携させることが可能です。データ連携をすることで、正確な会計と、「いつ」「誰が」「いくらで」「何を使って」会計したかの履歴が残るため、後から間違いが判明した時に確認しやすくなります。

・充実したサポート体制
NOMOCa-Standには全国に支店があり、不具合や修理が必要な場合は、専任スタッフが迅速に対応にあたります。運用開始日には、担当者がクリニックを訪問し、患者さん対応に至るまでの一連の流れをサポートしてくれます。リモートサポートにも対応しており、一時的に解決できていても、レジ締めのタイミングで金額が合わなかったり、トラブルの原因がわからない場合などに遠隔で調査してもらうことも可能です。

・キャッシュレス決済に対応
NOMOCa-Standはキャッシュレス決済に対応しています。VISAやMASTER、JCB、AMEXなどのクレジットカードでの支払いに加えて、電子マネーやQRコードによる決済も行うことができます。

NOMOCa-Standの導入事例

富良野市にあるふらの駅前歯科クリニック様では、NOMOCa-Standを導入されています。導入に踏み切られたポイントは、すでに利用されていたレセコンと電子カルテの一体型システムとの連携ができて会計ができることだったそうです。治療代だけでなく、物品代も合わせて窓口会計をするときに誤りが起きたことがあり、そのミスの削減もできると思い、導入されたといいます。待合室で邪魔にならないスマートな見た目と、キャッシュレスでの支払いにも対応している点が便利で、業務の効率化につながっているそうです。

編集部まとめ

編集部まとめ
本記事では、レセコンの機能や、電子カルテとの違い、レセコンを導入するメリットや、導入する際のポイントなどについて解説しました。この記事がレセコンの導入を検討される際の参考になったら幸いです。

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