ノモカブログNOMOCa-MAGAZINE

【26年最新版!】クリニックとキャッシュレスの普及率データと特徴や選び方とは

更新日:

【26年最新版!】クリニックとキャッシュレスの普及率データと特徴や選び方とは

2026年3月、経済産業省より2025年度の市場全体のキャッシュレス決済比率は58.0%(163.0兆円)と発表されました*。政府はこれまで「2025年までにキャッシュレス比率40%」という目標を掲げ推進してきましたが、すでに目標を大きく上回っており、日本におけるキャッシュレス化は着実に進展しています。

さらに政府は「2030年までに65%」、将来的には「80%」という高い目標を掲げており、今後もキャッシュレス化の流れが加速していくことは間違いないでしょう。クリニックにとっても、キャッシュレス対応は「いつかやること」ではなく「いつやるか」を考える段階に来ていると言えるのではないでしょうか。

*経済産業省「2025年のキャッシュレス決済比率を算出しました

皆様のクリニックでも患者様のキャッシュレス決済に対するニーズなど感じておられますでしょうか?

世間一般では、キャッシュレス決済の比率は上がるものの、実際のところ、クリニックではどのくらいニーズがあるかわからないものです。過去の記事では、医療機関におけるキャッシュレス決済の導入と注意点などを解説させていただきました。今回は医療機関における導入率の変遷を、クリニック会計に精通している弊社が立てた、独自の仮説を元に解説していきます!

医療機関のキャッシュレス導入率の変移

クリニックのキャッシュレス普及率

2024年3月、厚生労働省が発表している最新のデータによると、クリニックのキャッシュレス決済別の導入率は下記となります。*

  • ・クレジットカード:35.8%
  • ・QRコード決済:11.2%
  • ・電子マネー:12.3%

今年の数字だけで見ると、まだまだ導入が進んでないように思えますが、過去4年間の推移を確認してみると下記のような結果になります。

今年の数字だけを見ると、まだまだ導入が進んでいないように思えますが、過去のデータを振り返ると、クレジットカードは2020年の23.9%から2024年には35.8%へ、QRコード決済は6.1%から11.2%へ、電子マネーは2.9%から12.3%へと、いずれも4年間で着実に伸びていることがわかります。

特に電子マネーは約4倍と伸び率が際立っています。背景には、最新の「マルチ決済端末」の存在があります。以前は決済手段ごとに別々の契約や機器が必要でしたが、一台で複数の決済に対応できるようになりました。これが導入のハードルを劇的に下げ、「ついでに導入」を推し進めたと考えられます。

注意点として、本調査は、外国人患者の受け入れ体制を調べることを目的にしていますので、調査対象地域は観光客の多い京都・沖縄のクリニックということです。東京や大阪などの都心部では、キャッシュレス決済の普及率はさらに高くなるのではないでしょうか。データだけを見てもキャッシュレス決済はまだまだ、増えていくと推察ができます。

病院のキャッシュレス普及率

同調査によると、最新のキャッシュレス普及率は下記となります。

  • ・クレジットカード:64.5%
  • ・QRコード決済:6.8%
  • ・電子マネー:8.8%

病院では特にクレジットカードの普及率が高く、全国の過半数以上がキャッシュレス決済に対応していることが調査からわかりました。一方で興味深いのは、QRコード決済と電子マネーについてはクリニック(11.2%・12.3%)が病院(6.8%・8.8%)をいずれも上回っている点です。

QRコード決済は専用端末が不要でスマートフォンやタブレットから低コストで始められるため、クリニックのような小規模な医療機関でも導入しやすく、患者層や地域のニーズに合わせて柔軟に取り入れやすいことが背景にあると考えられます 。

*厚労省「医療機関における外国人患者の受入に係る実態調査」

クリニック×キャッシュレスについて

これほどまでに拡大しつつある、クリニックのキャッシュレス決済ですが、今後さらに普及するには、どのような課題があるのでしょうか。数々のクリニック会計業務に携わってきた弊社独自の視点で、キャッシュレス決済における仮説を紹介します。

手数料の問題

皆様にとって、一番の関心でもあるのは「手数料」ではないでしょうか。他業界でみるとキャッシュレス決済端末の「手数料」は3%台となっております。

個人事業主が多いクリニック様では、「手数料」が大きなハードルとなりキャッシュレス導入率を増やせずにいた要因ではないでしょうか。

ここで、さらに理解しておきたいのが手数料に関しては「患者負担3割のみ」ということです。保険証忘れなどの一旦自費で払い、返金などが出てくる場合は医療機関側が損をする可能性もありますので要注意が必要です。

どう捉えるか次第ですが、銀行で振込・両替する手間や患者様の利便性と比較して検討してみてはいかがでしょうか。

クレジットカードのみ増えている理由

キャッシュレスの歴史を見ても1960年に普及が広がったクレジットカードは、2000年以降に普及が広がった電子マネー・QR決済に比べ、「よく利用」されています。当たり前の話ですが、よく使われているので利用ニーズがあるというのもお分かりいただけるのではないでしょうか。

医療業界向けのクレジットカードの決済手数料は、他業界に比べ低い傾向にありますがこういった普及率も関係していると言えます。

また、過去記事でも掲載した通り、1000円以下の会計でよく使われている電子マネー・QR決済は「患者の利用ニーズ」がまだ少なかったのではと言えます。

クリニックのキャッシュレス手数料は高い?医療機関でキャッシュレスが流行らない理由

セルフレジの普及

コロナウイルスの感染拡大や医療DXというトレンドから一気に「非接触会計」や「無人会計」が可能なセルフレジ・自動精算機の導入が増えました。

上記により、現金管理や現金ミスがなくなったことで、病院などで先行して導入されていた「キャッシュレス決済」ニーズがクリニックでも高まり、3年ほど前より高齢者でも利用することの多い「連携するクレジット決済端末」が初めに普及しました。

当時は、まだまだニーズが少なかったQR決済もポイント付与のキャンペーンなどにより、患者様のニーズが高まり連携可能な自動精算機メーカが増えております。

なかなか心苦しい話ではあるのですが、小売りに比べフルキャッシュレスのニーズが少ない医療業界では検定などで時間が掛かり希望するクリニック様をお待たせするという自動精算機メーカが多かったのではないかと思います。

キャッシュレス決済種別ごとの特徴

キャッシュレス決済種別ごとの特徴を解説します。

・クレジットカード決済
クレジットカード決済は、最も普及しているキャッシュレス決済です。VisaやJCB、Mastercard、American Expressなどの種類があり、以下の特徴やメリットがあります。

  • ・普及率No1で多くの患者様が利用できる
  • ・タッチ決済により会計がスムーズになる
  • ・少額から高額での利用にも慣れている
  • ・一部の患者様で暗証番号忘れの可能性がある

・電子マネー決済
電子マネー決済は、あらかじめ現金をチャージしておき、チャージした金額だけ支払うことができるキャッシュレス決済です。SuicaやICOCA、PASMOなどの交通系ICカード、最近ではスマホと一体化させた、モバイルSuicaなどもあり、利用している患者様にとっては便利な決済方法です。iDやnanaco、WAONなどによるタッチ決済にも対応。

電車やバスでの来院する患者様が多いところでは◎
ショッピングモールに入っているクリニックは、モールの系列と合わせると◎
ただしチャージ金額は上限があるので高額な会計には向いていない

・QRコード決済
QRコード決済は、スマホに表示したQRコードを読み取る、もしくはクリニックで用意したQRコードを患者様のスマホで読み取り支払うキャッシュレス決済です。あらかじめ登録した銀行口座やクレジットカードから引き落とされるもので、利用率が大きく伸びている決済方法です。代表的なものとしては、PayPayや楽天ペイ、LINE Pay、d払い、などがあります。

  • ・利用率が大きく伸びているため患者様のニーズも高い
  • ・種類によってはポイント還元や利用できるので利便性が高い
  • ・クリニックにとっては決済料が高い傾向にあるので注意

・デビットカード決済
デビットカード決済は、あらかじめ銀行口座に紐づけたカードで、銀行残高から直接、引き落とす決済方法です。VISAデビットやJCBデビットなどがあります。

  • ・普及率は低くなく患者様にとって馴染みのある決済方法
  • ・銀行口座残高が不足していると利用できない
  • ・クレジットカードと同等の決済手数料が必要

 

今後の動向について

データを見ても、クリニックのキャッシュレス化は今後もさらに進んでいくと考えられます。

医療業界の診療報酬制度上、患者様にとって会計金額は予測しにくい側面がありますが、キャッシュレス決済の導入は会計をスムーズにし、利便性を大きく向上させます。

導入の障壁となりやすい「決済手数料」についても、保険診療においては患者様の「窓口負担分」のみが対象です。例えば3割負担の方であれば、手数料率3%の決済でも、総診療費に対する実質負担は0.9%程度に留まり、運営コストへの影響は限定的と言えます。

昨今、クリニック向けの低手数料プランが普及しており、2023年に日本医師会ORCA管理機構が提供を開始した「手数料率1.45%」のサービスはその代表例です。

こうした背景を受け、弊社の自動精算機・レジにおいても、業界最安水準となる「手数料率1.25%*」のオプションプランをご用意いたしました。キャッシュレス導入の環境が整った今、会計業務の効率化とあわせて、ぜひ導入をご検討ください。

*審査あり、VISA/Masterが1.25%の対象。月間クレジット売上300万円以下の場合は、3,300円税込みの利用手数料が発生します。

人気記事ランキング

一覧はこちら

導入サポート

  • 資料ダウンロード

    ノモカについてまとめた資料です。

    資料ダウンロード
  • お問い合わせ

    営業チームが悩みや
    ニーズをお伺いし、
    最適な製品を
    ご提案します。

    お問い合わせはこちら
  • サポートセンターに電話

    NOMOCa製品を安心して
    お使いいただけるよう、
    万全のサポート体制を
    ご用意しています。

    0120-811-009 お問い合わせはこちら