こんにちは。ノモカブログです!
という記事を掲載させて頂きました。
クリニックのキャッシュレス決済の導入割合や現状
キャッシュレス決済のメリット・デメリットをお話しさせて頂きました。
そこで今回は、
クリニックに「クリニックに合った「キャッシュレス決済」と導入の注意点とは?」
というテーマでお話しさせて頂きます。
はじめに、
キャッシュレス決済と聞いて皆様がよく耳にするのは
クレジット決済・電子マネー決済・QRコード決済の3つでは
ないでしょうか。
3点について簡単に解説すると下記のようにまとめることが出来ます。
①クレジットカード※デビットカード
種類 | 支払方法 | 上限 | 備考 |
クレジットカード | 後払い | 利用者が定めた限度額 | 与信あり |
※デビットカード | 即時払い | 預金内 |
②電子マネー
種類 | 支払方法 | 上限 |
電子マネー | 前払い (事前にチャージ) | 2万円※Suica |
③QRコード決済
種類 | 支払方法 | 上限 |
QRコード決済 | 前払い (クレジットと連動 出来るものも有) | 2万円※paypay ⇒ただし、クレジットと連動すると25万 |
皆様もご存じの通り1口にキャッシュレスと言っても支払方法などが異なり
、この他にも様々な違いがございます。
私たちの自動精算機を導入頂いているお客様やお問い合わせ頂いた方でも
「感染対策でキャッシュレスに対応しなきゃ!」
「時代の流れでキャッシュレス導入しないと遅れてしまう!」
などと、キャッシュレス決済を考えているクリニック様の
お声をよくお聞きします。
ここからは、私の考えでお話しさせて頂ければと思いますが
キャッシュレス決済と聞くとこの3点全部導入しないといけないのか?
と聞かれるとそうではありません。
なぜなら、
前回の「クリニックにおけるキャッシュレス決済」
でもお話しさせて頂きましたが、
平成31年3月に厚生労働省が発表したクリニックのキャッシュレス決済の
導入率は下記のとおりであり、使用率となるともっと低くなります。
■クレジット:16.5%
■電子マネー:1.9%
■QRコード決済:0.2%
お気づきになったと思いますが、クレジットカード以外は
医院様のお支払いにおいてはほぼ使われていないのが現状です。
実際に、当社お客様のクリニック様(整形外科、内科、皮膚科の3施設)で、患者さまに約1万人にアンケートを実施させて頂いたところ
■クレジットカード:12.1%
■電子マネー:0.21%
■QRコード決済:0.04%
という結果がでています。
となると、本当に必要なのかどうかは検討の余地はあります。
しかし、
せっかくキャッシュレス対応するなら全部使えるようにしたい!
ということであれば低い手数料(大体2~3%)でクレジットや電子マネーなど
を医院に導入することも可能です。
キャッシュレス決済導入によって、
医院様には
・会計業務を軽減
・医院内クリンネスの改善
・患者様に金銭的な負担を心配かけずに最適な治療法をご提案できます。
患者様には
・治療費の柔軟なお支払い
・治療後の会計待ち時間の削減
などのメリットを実現することが可能です。
また導入する際に気を付けて置きたい注意点としては
決済手段が複数になるので、締め作業時にどの決済方法がどう売上に繋がって、どれがキャンセルされて、返金してるのか を管理する目に見えないコストが生れることは考えておかないといけません。
患者さんのため、と思ってやったことが、結果、締め作業が煩雑になり、医療事務スタッフの残業が増えて困ったみたいな話にならないよう運用決めはしっかり行うかもしくはレセコン連動のPOSシステム(レセコンが連動していない場合、更に煩雑になります)を検討されると良いと思います
また、単体で導入する場合のみ適用ですが
医療機関のキャッシュレス決済の普及を後押しされているようで
キャッシュレス端末のパイロットスタディ(テスト医院様)の2次募集を行っております。
ORCAをお使いでない医療機関様でも申請可能なようです。また、
手数料に関しましても医療機関の特別手数料になっているので
ご興味のある方は是非ご検討されてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
キャッシュレス決済についてご理解頂けましたでしょうか。
皆様のクリニックに合ったキャッシュレス決済方法をご検討して頂ければ
と思います。
また、今後もクリニック経営にお役に立つ情報を公開していきますので
是非ご覧になって頂ければとおもいます。