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クリニックのキャッシュレス手数料は高い?医療機関でキャッシュレスが流行らない理由
更新日:
今回は、ノモカブログでも皆様によく読まれている
キャッシュレスについてお話しさせて頂きます。
キャッシュレスの種類やメリット、導入の注意点などは
以前上げさせて頂いたこちらをご覧ください。
「クリニックに合ったキャッシュレス決済と導入の注意点とは?」
クリニック様でも勘違いが多い手数料について
一般的に、キャッシュレスを導入されている医院様の手数料は
大体2~3%ではないでしょうか。
(昨今は日本医師会のキャッシュレスサービスで1.5%など減少傾向)
ただ、この手数料について勘違いが発生してしまいます。
例として、手数料の料率を3%、保険適用でのお支払いとして考えます。
領収額の3%を手数料として取られるキャッシュレスですが、
あくまで患者様の自己負担額から3%の手数料が差し引かれます。
つまり保険適用の場合は、
患者様の自己負担額(3割)の3%なので実質0.9%になります。
例:1000円の場合
300円(自己負担額(3割))
9円(自己負担の手数料3%)
しかし、一つ注意しなくてはいけないのがキャッシュレス決済(主に電子マネー・QR決裁)は1000円以下のお会計で使われることが多いということです。
クレジット:10.5%
電子マネー:69.6%
QRコード決済:58.3%
スマホ非接触決済(quickpayなど):69.9%
※楽天インサイト調べ(2020年6月)「キャッシュレスに関する調査」
・客単価によって向いているキャッシュレス決済の方法が異なること
・それぞれの決済方法の手数料にも違いがあること
この2点に注意が必要です。
クリニックでクレジット以外が流行らない理由
上記のとおり、電子マネー・QRコード決済1000円以下のお会計でよく使われてしまうこと
また、調査ではよく使う決済手段としてクレジットは41.2%で現金より多いものの他のキャッシュレス決済は電子マネーが8.6%、QRコード決済12.9%となっているのが現状です。
このような現状もクレジット以外が流行らない理由にも繋がってくるでしょう。
※楽天インサイト調べ(2020年6月)「キャッシュレスに関する調査」
クレジットを導入されているクリニック様でもクレジットの対応は自費のみ。○○円以上のみ。とされているクリニック様もあるようです。。。
ではなぜ、そのような事が起きるか?
例えば保険証を忘れてしまった患者様の場合の対応を考えて頂くと理解できると思います。
保険証を忘れてしまった患者様のお会計は一度、自費診療になるためお支払いして頂き後日、全額返金して保険診療に直し再度お会計して頂く。もしくは、差額分を返金しこちらでカルテを修正する等する必要があります。
後日患者様が保険証を持ってきて正しいお会計をする場合、現金で支払いの場合は、上記の作業で以上になりますが
こちらがクレジットカードの場合、患者様はクレジットカードでお支払いしたのに差額分を現金で返すことの違和感や、医院様の用意しなければならない実際のお金が増えることがあります。
さらに、全額返金の場合クレジットカードの売上を管理アプリなどで過去に遡り取消し、レセプトも遡って修正し入力しなおし再度、お支払いして頂くという流れになります。
また、保険証を忘れて自費診療で払った患者様がキャッシュレスを使い後日来なかった場合など、本来の手数料率よりも多く取られてしまうというデメリットもあります。
(自己負担の3割の3%ではなく、自費診療の3%となってしまうため)
様々なキャッシュレス決済方法を用意してしまうと管理が大変になりスタッフ様の手間やお会計に掛かる時間が多くなり逆に患者様の待ち時間が増える可能性もありえるので注意が必要です。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は以上になります。
弊社では、SBC&Sさまと提携し医療機関さまに向けた特別料率の1.95%にて自動精算機連携のクレジットオプションを提供しております。
キャッシュレス各社では、手数料の安い物、システムと連携できるもの売上申請が簡単など良し悪し含め検討いただければと思います。
今後とも皆様にとってお役に立てる情報の発信を心掛けて参ります。
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